ご相談

付き合い始めて間もない彼女に、ひどく怒られました。相談にのってアドバイスしていたら、突然です。わけがわかりません。以前に付き合っていた彼女は怒りっぽく、「もう我慢の限界」と言われ、わけも分からず別れることになり、穏やかそうな今の彼女とならうまくやっていけるだろうと思っていたのですが…。(30代男性)

遙から

 もう数十年も連絡を取り合っていなかった男性から留守電が入っていた。なんてことない用事だったのだが、この、なんてことない用事って、近しい人に尋ねたり頼んだりするものではないか。

 長年連絡を取り合っていない相手に「ご無沙汰していますが、元気ですか」といったような挨拶の言葉もなく、ぶしつけにどうでもいい用件を留守電に残すというのは、どういう心づもりなのだろう。

 こちらから連絡することを求めているのだろうか。昔のよしみがずっと続いているつもりなのかもしれないが、残念ながらこちらにそのつもりはない。

 この男性、大変苦手なのだ。というより嫌いなのだ。

 だから、こちらから連絡を取ることはない。突然、手紙が来たことがあったが、返事はしていない。そうして「あなたのことが苦手です」とぶしつけに言うことなしに、そのことを伝えてきたつもりだったのだが、伝わっていないようだ。

 ふむ、そもそも、相手の都合やら思いに対する“鈍さ”が苦手の理由だったから、もう仕方がない。今回もこのままにさせていただくことにした。

 もちろん、私の周りにも、とても配慮があり繊細な感性を持つ人たちがたくさんいる。しかし一方で、こうした“鈍さ”に辟易とさせられる人もいる。

励ましたいのですよね?

 あるとき、難病を患って入退院を繰り返しながら1年ほど仕事を休んだ後にやっと職場復帰した女性がいた。彼女は私の楽屋に挨拶に来てくれて「ご無沙汰しています。お見舞いありがとうございました。ようやくこうやって復帰できました」と言った。

 が、その姿はまだ両手に杖をつき痛々しい。そんな状況でも笑顔で挨拶をしてくれた姿に、私もその復帰を喜んだ。スタッフも楽屋にいたので、皆で復帰を祝福し、まだ残る症状に励ましの言葉を届けられると思った。