
ご相談
満足できるトイレが見つかりません。どうしたらよいでしょうか。(遥 洋子)

遙から
ブラジル・リオデジャネイロで開催されていたオリンピック、そしてパラリンピックが終わった。次は2020年。東京が世界から集まるたくさんの人々を迎えることになる。
海外の人々が日本に来て驚くものの一つが「トイレ」だと聞く。
予約が取れない!?
ホテルや飲食店でトイレに入る。個室のドアを開けると、自動で便座のフタが開く。驚きながら座った便座はほどよく温かい。すっきりした後にお尻マークのボタンを押すと洗浄開始。ほどよい温水が出て、水圧の調整も可能で、ノズルが微妙に動いて広範囲の洗浄も。便座から立ち上がれば自動で水が流れる。押すと音が出るだけのボタンに戸惑うが、トイレの音を聞かれないようにするためのものだと分かって、さらにびっくり…。
昨年5月には内閣府の有識者会議「暮らしの質」向上検討会が「ジャパン・トイレ・チャレンジ」を提言している。曰く、日本が誇る高機能トイレを成長戦略の柱に据える。2020年に向け、公共施設への設置を推進する。観光資源としてデザイナーの起用も検討を。さらに世界への普及を目指す。
かつて海外のスターたちが絶賛して話題となり、先頃は爆買いの対象となって話題に。
トイレは「ニッポンブランド」を代表するアイテムらしい。
先日、そんなトイレたちが居並ぶショールームに行こうと思い立った。自宅のトイレに不満を感じていたからだ。
事前にホームページを見ると「ショールーム見学には予約を。予約がなくても見学はできますが、説明担当者はつきません」とある。
不満点を相談したいので、ここは予約だ。希望した日は平日だったが「もう予約は一杯です」と断られた。「では3日後は?」と聞くと、「3日後も一杯です」と断られた。