ビミョーと評したのは、「嫌われている演出」なのか、「本当に嫌われている」のか、私には判断がつかなかったからだ。

 そこで、政治ジャーナリストやモト政界にいた人たち――これがことごとく男性なのだが――彼らに小池評を聞くと、腰を抜かすくらい、小池氏批判が出てきた。

 共通するワードがある。

 「嫌な女」という言葉を全員が使った。彼らに言わせると「すべて戦略で演出」だという。

具体的に、どう嫌なのか

 だが、男性たちのいう「嫌な女」具合をもう少し詳しく教えてほしいと問うと、不思議に具体例が出てこない。

 「どんな瞬間に嫌な女だと感じたんですか?」
 「討論したことがあるんだよ。嫌な女だったよー」
 「討論に負けたんですか?」
 「そうじゃなく、どういっていいか…もう生理的にダメだった」

 生理的か…。

 ある男性は「スッゲー嫌な女だから」というので、私のほうから具体的な表現を挙げてみた。

 「したたかということ?」
 「そう!」
 「ずるいということ?」
 「そう!」
 「性格が悪いということ?」
 「すっげー悪い」

 でも、もし相手が男性なら、したたかでズルくて性格が悪い人は政治家としてフツーにいて、えてしてそういう存在を「嫌な奴だが、侮れない男」とリスペクトさえしてきたのではなかったか。それが女性だったから、すべて拒絶反応になった可能性もある。つまり結果と原因の逆転だ。

 小池氏が嫌な人柄だから嫌な女と評されるのか、したたかでズルくて性格が悪い女性とは男性にとってとても嫌な女として映るから許容できないだけなのか。