だが、友人女性は違った。
 「朝は、ヨーグルトとキウイ。一杯のお茶かな」
 「それだけ?」
 「それだけ。そして、外出かな」
 「食べる量も、飲む量も少なすぎる。それじゃあ、腸に刺激が行くわけない!」

 もう一人の女性は
 「私は朝は和定食みたいなもの。ご飯とお味噌汁と野菜よ」
 「え? タンパク質は?」
 「ないわ」
 「ないの!?」

 夜も聞いてみた。
 「朝まで眠れている?」
 「暑くて、汗で起きることがあるわ」
 「私は寝た数時間後には必ずトイレで起きるわ」

 これ、高齢者たちの話ではない。40代女性がこれだ。
 整骨医は、便秘に関わる理由は山ほどあり、生活面、精神面、食生活と多岐にわたるという。本当だった。

自分が信じていることに根拠はあるか?

 友人は2人とも、しっかり運動しているしスタイルもいいが、食バランスや睡眠にあきらかに問題があった。そりゃ食物繊維サプリだけで解決するわけがない。

 食物繊維は水を吸ったら膨らむ性質があると言われている。朝、たった一杯のお茶しか飲まないなら、腸内の少ない水分を食物繊維が吸い込み、刺激どころか、腸を詰まらせる。そして、「もっとでなくなった」に繋がるのだ、と合点がいった。

 身体は正直というか。自分では「健康にいい食生活」と信じ込んでいても、ちゃんと“便秘”というシグナルでそれが間違いだと主張してくる。

 シグナルを「ま、いっか」で無視することだってできる。それほど不調じゃないし、と。

 私は激しく反対した。

 「だめ! 排泄物という発想ではなく、“過去”は翌日の朝にはちゃんと捨てないと新しい1日が始まらない。毎日、毎日、昨日を捨てるのよ。過去を引きずったままでいい毎日が送れるわけがない」