先にご報告の通り、私にはそういう根気はない。

 仮に100人もトライして誰一人応えられなかったとすれば、そもそも求める条件が現実的ではないということになるだろう。

 「自分が求める仕事の水準は下げたくない、しかし、それに応えてくれる人材とはなかなかめぐりあえない、それでもあきらめずに求め続けるが、このままでは慢性的な人手不足に陥って諸々不都合があるので、ひとまず人を雇ったが、これがまた要領を得ない。しかし、ひとたび雇用関係を結んだら、そうそう簡単にやめさせることもできない。やれやれ、どうしたものか…」

本当に、本当に私だけなのか

 …そういう悩み、プロジェクトを率いたことのある人なら、そこそこの割合で持ったことがあるのではないかと想像するが、どうなのだろう。

 ちなみに、私は時折、「何度言ったら分かるんだ!」と叫ぶ自分の声で目を覚ますが、私だけが、とてつもなく運が悪いのだろうか。そういう事態は、本当に私にだけ起きていて、誰も共感してくれないのだろうか。

 やはり、私だけじゃないだろうと思うのだが。

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