私は今、途方に暮れているというのが正直なところだ。

 深夜のジャンクフードが身体によくないだろうことくらいは知っている。

 だが、それを食べないと、あきらかに身体に不調が起きる食生活ってなんだ。

いったい誰を…

 糖質制限を試みて成功したテレビ局のスタッフがいるが、そういえば感情の起伏が激しく攻撃的になった気がする。

 糖質制限を勧める派もあれば、絶対やるな派もいて、複数の医師に聞くと、慎重派が多い。書籍には、賛成反対が拮抗する。こうなると、これからの健康づくりとは、"誰を信じるか"という第一歩によって、その先の道のりはだいぶ違うものになるようだ。そしてその、誰を信じるか、の前に、情報を収集すればするほど、「誰も信じられない」現実が待ち受ける…。

 とりあえず推進派に言いたいことは、「あー、残念でした。〇〇には糖質が入っており、あなたの努力は台無しでした」という言葉がどれほどやる気をなくすかを知ってほしいということだ。

 「いったいなんで、とうもろこしがいいと思ったんですか」と言う前に、「とうもろこしは、禁止ね」と教えていただけないか。

 「じゃあ、食べていいものと、いけないものの、リストをくれませんか。努力した後に、ああダメでした、では、そして体調も悪くなる一方では、頑張る意欲が湧きません」

 そうして教えてくれることになったが、私にはまだ疑念が残る。理由は、率直に言って、体調が悪くなる一方だからだ。ただ、医師に言わせると、「間違った食材を食べているから」だそうで、こうなると、にわとりが先か卵が先かになってしまい、互いに、「そっちが悪いから失敗するのだ」と言い合うハメになった。

 スタートするだけで、このザマだ。しばらくは続けてみようと思うが、私の経験では、糖質制限をしたら、痩せた。そして、体調は悪化した。今はそこまでしか言えない。

 などという話を友人にしたら、「ねえ、体調悪化って、そもそもやりたくないことをやらされてるっていうストレスも影響してるんじゃないの?」と言われ、何となくそんな気もしてきて、ますます混迷の度は深まりつつ、「健康」というものの奥深さのようなものを改めて感じつつ、ひとまず糖質制限はしばらく続けて、推進派でも反対派でもない私の経験をまたご報告しようと思う。

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