私は糖質制限を推奨する医師に問うてみた。

 「勉強しろとおっしゃいますが、聞けば聞くほど、慎重派も多い。もし私が糖質制限の関連書を読むとしたら、『絶対やってはいけない糖質制限』や『糖質制限の危険性』とかいった内容の本も読んでしまうでしょう」

 さらに賛成派反対派を向こうに回し、「すべてを危険とするのも、違う。賛成派も反対派もどちらもまだ臨床結果を十分得る年月が経っていないから、どちらが正しいと言える現状ではない」という、もやもやする主張もある。

 反対派の言う一例を医師にぶつけてみた。

 「糖質制限をして、タンパク質と脂質で血液がどろどろになって、脳梗塞になった女性の話がありましたが、これはどうなんです?」

 「それは、正しく糖質制限をしていないからです」

キャベツは…

 じゃあ、正しい糖質制限って、なんだ。

 炭水化物を抜き、タンパク質と脂質をとる。ただ、野菜は糖質を含むものもたくさんあるので、慎重に選ぶべき。脂も種類、時間、酸化などを考慮する。一見、簡単なチョイスにも思えるが、私がそれをやると、ほぼ野菜はキャベツ、白菜オンリーになる。

 医師は、「ああ、キャベツは糖質があるので、あまりとりすぎないように」

 じゃあ、白菜やら、もやしやら、だけになりますが…。

 実際、2週間を素人ながらに、間違いながらに挑戦してみたら、頭の朦朧と足の痙攣といった栄養不足症状が出てしまった。

 糖質のない野菜と、肉と、〇〇オイル、ただし、テレビで良いと言っているオイルは省く、などなど、諸々ちゃんと理解しきれないでいる。

 医師が強く言ったのは、「脂質が大事なんです。ココナッツオイルとバターを朝しっかり取って」

 だが、厚生労働省から「ココナッツオイルがいいという情報は必ずしも正確ではなく、そのエビデンスも出ていない」といった内容が先般発表されたと聞き、なんともはや…。