そこで「神様は女性だから、やきもちを焼く」から「オンナはダメ」。まるで駄々っ子におとぎ話を聞かせるような幼稚な発想だ。本気で「そーなんだ。じゃ我慢する」と黙るとでも思っているのだろうか。女は子どもではない。

 ある神社で、「ここの神様は女性だから、恋人同志で行くとやきもち焼いて、その恋はうまくいかなくなるから、“恋人同志で”お参りしないほうがいい」というのがある。これは粋にも聞こえる言い伝えだ。

“神様が女性”と騙そうとしても

 そして、「諸説ある」という言葉。理由を言っているようで言うことをやめた言葉だ。

 女が土俵に上がっちゃいけない理由は「いっぱいある」からダメ、というなら、まだ「汚れているから」と言える無謀な人のほうがはっきりしている。議論もしやすい。

 “汚れ”とはさすがに言えないから、諸説が誕生し、汚れと言っちゃいけないから、議論が成立しない。そこででたのが、
 「一カ所くらいそういう場所があってもいいじゃないですか」という温厚歩み寄り派。
 “神聖な場所”だと上から言えば角が立つ。

 “神様が女性”と騙そうとしても騙せない。

 じゃあ、「許す心を持てよ一カ所じゃないか」という下から戦法。

 女の器の大きさ、懐の深さを試そうとする狡い戦略だ。