少なからず、いる
「この私」モードの人に必要なのは、まず自分が、世間的には「この人、誰?」という程度の存在であるという自覚ではないか。
若者に絶大な人気を誇るミュージシャンも、年配の人には全く知られていなかったり、スポーツの人気選手も、その競技に関心のない人には全く知られていなかったり。そんな世の中だと理解するところから始めた方がよかろう。
そもそもの世界観が世間とズレがある。それを我々は「お嬢様」と呼ぶ。
もちろん、恵まれた環境で育っても、謙虚で、理知的で、胸打つ言葉で人を惹きつけてやまない人は、少なからずいる。
先般の会見が拡散した違和感が、「女性リーダーはダメだ」というような、とんだお門違いの言いがかりにつながらないことを切に願いたい。

『私はこうしてストーカーに殺されずにすんだ』