まずは隣に立ってみる

 もっとも職場が、「誰もが元気にイキイキと働ける」雰囲気で、元気な力で溢れていれば、よほどサディスティックでない限り無用な攻撃をする人は激減するだろう。

・能力が発揮できる機会のある会社
・正当に評価してもらえる会社
・遂行不能である過剰な仕事を要求しない会社
・自由に発言できる会社
・困った時に相談できる上司や同僚がいる会社

といった、誰もが「人」としての尊厳を失わずに、やりがいをもって働ける元気な組織にはパワハラはない。

 しかしながら、現実にはそういった職場は限られていて、多くの職場にはストレッサーが蔓延している。

 ならばせめて、傍観者になることだけは避けなければならない。理不尽な扱いを受けている部下や同僚に気付いた時、共感する。それだけでいい。

 ここでいう共感とは、隣に立つこと。その勇気を大切にするオトナが1人、また1人と増えていくこと。それがゆくゆくは子どものいじめを減らすことに繋がっていく。「またユートピアみたいなこと言いやがって」と批判されるかもしれないけど、少なくとも私はそう強く信じています。

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