トランプ氏が勝った。おそらくこの原稿が公開になる火曜日には、「トランプ」という文字に、ほとんどの人たちが食傷気味になっているはずだ。

 なので、本来であれば、トランプ氏とは一切関係ない原稿を書いたほうがいいのだろうけど、やっかいなことに、今(=金曜日 今日がとりあえずの〆切りなんです)は、まだ「トランプ熱」が日本中を駆け巡っていて、私の脳内も「トランプ」という言葉しか浮かばなくなってしまっている。

 ふむ。困ったことだ。

 かといって、大統領選ツウでもない、ただ幼少期を米アラバマの大地で過ごしただけの私が、「へ~~、そうなの?知らなかった!」的特ダネを、ご披露できるわけもなく。

 白人男性が許さなかった「ガラスの天井」とか、不適切夫“ビル”との今後、なんて話も、もういいかなって感じだし……。

 さて、どうしよう。と、アレコレ悩んだ結果、今回は「アメリカが突きつけてきたモノ」について考えてみようと思う。

「世界の警察やめま~す」
「グローバル化やめま~す」
「TPPやめま~す」
といった、トランプ氏の発言と今回の予想外(?)の勝利――。これらが意味することは、「自分たちの問題は、自分たちで考えなさい」ってことだと、個人的には解釈している。

 もはや「アメリカ=正解!」という方程式は成立しない。というか、そもそもそう考えたこと自体が間違っていたのだと思う。