かたや日本はどうだろうか。
 自分たちが「欲しいもの」を手に入れる手段はあれこれ模索するけど、その結果生じる問題はおきざりのまま。「奴隷地獄」に耐えられず実習生が脱走し、不法滞在し、窃盗などの犯罪をおかしようものなら、「外国人が増えると治安が悪くなる」と他国責任にすり替える。

 おまけに、私のようなポンコツが「外国人を犯罪に走らせてしまう環境」を語ろうものなら、「同じ環境で働いている全員が犯罪を犯すわけじゃないだろう!」と一斉に攻撃する始末だ。

外国人は日本の究極の弱者

 あるテレビ番組で、日本に住む外国人の大学教授が、
「外国人って、日本の究極の弱者ですよ」
と嘆いていた。

 ……ホント、その通りだと思う。
 弱者のいちばんの問題は、多数派から「よそ者」扱いされる点だ。
 多数派のメンバーは自分たちの地位の高さの見せしめに「よそ者」を差別し、「内部の敵」として扱い、排除する。

 外国人労働者、必要なのですよね?
 ならば、彼らが下級労働者や下級市民に固定化されぬよう、社会の仕組みをいま一度議論してほしい。
 そのためには私を含めたひとりひとりが、自分世界とよそ者を区別することがあってはならないことだ。

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 本書は、科学的エビデンスのある研究結果を元に、
「セクハラがなくならないわけ」
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この記事はシリーズ「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。