行員たちが受けたパワハラ

 まずはこちらをご覧いただきたい。
 行員たちが実際に受けたパワハラである。(以下、報告書より抜粋)。

  1. ノルマが出来ていないと応接室に呼び出されて「バカヤロー」と、机を蹴ったり、テーブルを叩いたり、「給料返せ」などと怒鳴られる。
  2. 「なぜできないんだ、案件を取れるまで帰ってくるな」と、首を掴まれ壁に押し当てられ、顔の横の壁を殴った。
  3. 数字が達成できないなら「ビルから飛び降りろ」と言われた。
  4. 毎日 2~3 時間立たされ、怒鳴り散らされる、椅子を蹴られる、天然パーマを怒られる、1 カ月間無視され続ける。
  5. 「死ね」「給料どろぼう」「できるまで帰ってくるな」と罵倒。
  6. 数字が(達成)できなかった場合に、ものを投げ、パソコンにパンチされ、「お前の家族皆殺しにしてやる」と言われた。
  7. 毎日、怒鳴り続けられ、昼食も2週間行かせてもらえず、夜も午後11時過ぎまで仕事させられた。
  8. 支店長席の前に1時間以上立たされ、支店長が激高し、ゴミ箱を蹴り上げたり、コップを投げつけられた。
  9. 達成率が低いと、椅子を蹴られ、机を叩かれ、恫喝されながら育った。
  10. 数字があがらないなら休日はなし、数字があがらないなら時間外請求するな、融資実績があがらないならば、会社に給与返せ、いつまで会社から定額自動送金してもらっているんだというモラルの欠片もない会社だった。

 どれもこれも信じがたい愚行だが、これは報告書に記載されているごく一部に過ぎない。

 営業を担当した経験のある行員7割超が「営業成績が伸びないことを上司から叱責されたことがある」と回答しているのだ。

 「会議中にターゲットになる者を特定。みんなの前で罵声を浴びせる。
 被害者が精神的に追い詰められ、休職や退職に至ると、営業推進を一生懸命に行った結果だと肯定し、その数や追い詰め方を自慢し競い、賞賛されるような状況にあった。
 恫喝、強要でパワハラ以外の何でもないことが行われていることを知りながら、誰も止められなかった、本気で止めようとしなかった」(行員の証言)

 ……追い詰め方を自慢しあい、賞賛される職場。想像するだけでおそろしくなる。

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