
「この人デキる~~」
って方と仕事をさせていただくと……、それだけでスッキリする。
ストレスが全く溜まらないというか、かゆいところに手が届くというか、刺激されるといいますか。とにもかくにも「よし、がんばるぞ!」とやる気スイッチがオンされるのだ。
ところが、そのデキる人が、“またまた”遠くに飛ばされた。
そう。“また”なんです。これまでもそうだったように、ラインの外へ異動されられてしまったのである。
「仕事ができる人=出世する人」ではないってのは、おそらく多くの人たちが感じていることで、会社という組織では、デキる人ほど最後の最後で、「ナンデやねん!!!」というポジションに異動になることが多い。
言うまでもなく「デキる人」というのは、私の主観でしかない。が、残念。実に残念で。組織の外の人間からすると、意味不明、としか言いようがない。
なぜ、デキる50代が弾かれていくのか
20代、30代であれば「アイツはデキる。うちに欲しい」と評価され、責任ある仕事を任せられる。
ところが50歳前後は別。
あと“一歩”というところで排除される。
折しも、“デキる人”ことAさんが左遷されたと聞いたその数日前に「ゲッ!なんでこの人????」という人が(すみません)、「執行役員」に昇進したという挨拶状が届いていた。それだけに、私の脳内の突っ込み隊はいま大騒ぎだ。
というわけで、今回は「デキる人」をテーマに、アレコレ考えてみようと思う。
まずは少々ややこしい、“デキる人”、Aさんと私との関係について、説明しておく。
出会いは、今から7年ほど前にAさんから仕事を依頼されたのがきっかけだった。
彼は私より5つ上で、当時は課長だった。
とても誠実かつ、論理的。
3年ほどお仕事させていただいたのだけど、
「デキる人だなぁ」
と幾度となく関心し、私自身、いろいろと勉強させてもらった。
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