虐待をする側にも、される側にもならないために

 ……「希望や能力、適性を十分に行かす」「最大限活躍できることが普通になる社会」。
 適性ってなんなんだ? 最大限活躍ってなんなんだ? いったい今の日本のどこに、そんな社会があるのだろうか。

 『障害者基本法』の改正(2011年8月)、『障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援する法律』の成立(12年6月)、『障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律』の成立及び『障害者の雇用の促進等に関する法律』の改正(13年6月)、さらには13年12月4日、国連の「障害者権利条約」の承認案を参院本会議で全会一致で可決と、障害者の人権、尊厳、権利などを実現する取り組みが進められてきたはずなのに残念としか言いようがない。

 ただ、「障害者雇用」を進めることと、「障害者をつくらない職場環境」づくりを進めることは決して別個ではない。
 人は環境で変わる動物である。と同時に人には「環境を変える力」もある。

 そもそも「元気でバリバリ働ける強い人」を基準とする職場では、「四肢や精神的に問題があること=障害者」ではない。

 働く環境を変えずに「元気でバリバリ働ける強い人」を求め続ける限り、高齢者、がんなどの病いを患っている人、うつ傾向に陥った人、育児する人など、「障害者」はいたるところで作られる。

 今回の問題発覚を「職場でつくられる障害者を生まない社会、人に仕事を合わせられる職場作りをじっくり進めていけよ!」というメッセージと捉える必要があるのではないか。

 「私」が虐待をする側にも、される側にもならないためにも……。

女性の扱いに悩む男性社員の必読の一冊! を出版することになりました。

ババアの私が、職場・社会にはびこる「ババアの壁」の実態と発生原因を探り、その解決法を考えます。

なぜ、女性上司は女性部下に厳しいのか?
なぜ、女性政治家は失敗するのか?
なぜ、女の会議は長いのか?
なぜ、女はセクハラにノー!と言えないのか?
などなど。
職場や社会に氾濫し増殖する「面倒くさい女たち」を紐解きます。

この記事はシリーズ「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

ウェビナー開催、「1時間で完全理解 『量子コンピューター』は何がすごいのか」

 岸田内閣の「新しい資本主義」の重点投資に組み込まれた量子コンピューター。既存のコンピューターよりも処理速度が速いといわれる量子コンピューターですが、その技術や、我々の社会や経済をどう変える可能性があるのかを理解している人はまだ少ないのではないでしょうか。

 日経ビジネスLIVEでは9月13日(火)19:00~20:00に「1時間で完全理解、 『量子コンピューター』は何がすごいのか」と題してウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのは、住友商事で新規事業創出を担うQXプロジェクト代表・寺部雅能氏と、業界動向に詳しい野村総合研究所IT基盤技術戦略室エキスパート研究員の藤吉栄二氏。量子コンピューターの技術的な特徴から、ビジネス活用の最前線まで分かりやすく解説します。

■開催日:2022年9月13日(火) 19:00~20:00(予定)
■テーマ:1時間で完全理解、「量子コンピューター」は何がすごい?
■講師:寺部雅能氏(住友商事QXプロジェクト代表)、藤吉栄二氏(野村総合研究所IT基盤技術戦略室エキスパート研究員)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料(事前登録制、先着順)
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