日常に「働く」という行為があると忘れてしまいがちだが、「働く」という行為は、人間の生きる力を根底から支えていると言っても過言ではない。

 「仕事=労働」がもつ、「潜在的影響(latent consequences)」(=1日の時間配分、自尊心、他人を敬う気持ち、身体及び精神的活動、技術の使用、能力発揮の機会、自由裁量、他人との接触、社会的地位など)が、心を元気にし、人に生きる力を与えるのだ。

 それは、「生きていていいんだよ」というメッセージでもある。

保育士不足と「男性問題」の前に横たわる共通の課題

 待機児童問題にスポットが当たり、保育士の「量」だけが取り沙汰されがちだが、長く働ける施策が必要不可欠。それは保育の「質」を高めることでもあり、結果的に「量」の確保につながっていくのではあるまいか。

 そもそも「保育士」は、子どもの将来に影響を与える、極めて重要な仕事だ。

 体操、音楽、美術、英語、幼児教育、発達心理学、児童心理学などの知識やスキルは、保育の現場で大いに役立つ。

 保育士のキャリアパスに、そういった専門性を身につけられる機会、それに応じた昇給制度などを、もっともっと議論し、実行に移すことも大切なんじゃないのか。

 と同時に、これらの専門性も持った人たちが、「保育士」として活躍できる仕組みも作ればいい。

 実際、保育士の100%配置が求められていない認可外保育施設のなかには、保育士以外の職員を交えた職員配置によって、利用者の高い評価を得ている事例も認められている。

 ……こうやって改めて「保育士の仕事」を男性問題として紐解いていくと、問題山積で。賃金の問題だけではないことがわかる。そして、改めて、保護者との問題の重たさも痛感させられた。

 保育園、学校、介護施設などのヒューマンサービスの現場では、関わる“人(子ども、高齢者)”の家族との関係性が、ときにストレスになり、ときに大きな支えとなる。家族との信頼関係があるからこそ、難しい問題を乗り越えることだってできる。できることなら保護者は最強の「保育士の応援団」でいてほしい。

 憎むべき相手がいるとやたらと盛り上がるけど、「ロリコン」呼ばわりされ傷ついている人がいることも忘れないでほしい。そして、きれいごとと笑われるかもしれないけど、自戒も込めて、こんな時代だからこそ心の“のりしろ”を大切にしたい。

この本は現代の競争社会を『生き勝つ』ためのミドル世代への一冊です。

というわけで、このたび、「○●●●」となりました!

さて、………「○●●●」の答えは何でしょう?

はい、みなさま、考えましたね!
これです!これが「考える力を鍛える『穴あけ勉強法』」です!

何を隠そう、これは私が高校生のときに生み出し、ずっと実践している独学法です。
気象予報士も、博士号も、NS時代の名物企画も、日経のコラムも、すべて穴をあけ(=知識のアメーバー化)、考える力(=アナロジー)を駆使し、キャリアを築いてきました。

「学び直したい!」
「新商品を考えたい!」
「資格を取りたい!」
「セカンドキャリアを考えている!」

といった方たちに私のささやかな経験から培ってきた“穴をあけて”考える、という方法論を書いた一冊です。

ぜひ、手に取ってみてください!

考える力を鍛える「穴あけ」勉強法: 難関資格・東大大学院も一発合格できた!

この記事はシリーズ「河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。

ウェビナー開催 成田悠輔×安田洋祐 激論!「ビジネス+経済学」

 米グーグルなど最先端企業で経済学者の採用が相次いでいます。最新の経済学は様々なビジネス活動を遂行する根拠となり、確実性を高めることが実証されています。一方、日本に目を向けてみれば、仕事場でも「本当は防げる失敗」が繰り返されているのが実情です。

 日経ビジネスLIVEは日経BOOKプラスと共同で、7月19日(火)20:00~21:00に「気鋭の経済学者が激論『経済学はビジネスに役立つか?』」と題して、ウェビナーをライブ配信する予定です。登壇するのは米イェール大学助教授の成田悠輔氏と大阪大学大学院准教授の安田洋祐氏。本当に役立つ経済学を、ビジネスに取り入れるにはどうすればいいか。経済学の活用を通じて企業はどんなメリットを得られるのか。気鋭の経済学者による議論をお届けします。

■開催日:2022年7月19日(火)20:00~21:00(予定)
■テーマ:成田悠輔×安田洋祐 気鋭の経済学者が激論「経済学はビジネスに役立つか?」
■講師:米イェール大学助教授・成田悠輔氏、大阪大学大学院経済学研究科准教授・安田洋祐氏
■モデレーター:エコノミクスデザイン共同創業者・代表取締役・今井誠氏
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料(事前登録制、先着順)。

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