孤独は「人格的成長」のスイッチを押すきっかけになる
人格的成長は、困難を乗り越えるエネルギーを高め、人生の満足感や精神的な健康を高めるうえでも重要な感覚である。
ところが年齢を重ねると「もう、だめなんじゃないか」とか「もう、年だから」と、その願望をあきらめるもう一人の弱気な自分が現れ、この感覚が低下する。
それを防ぎ、不安をエナジーに変えるスイッチを押してくれるのが、“友だち”なのだ。
「人格的成長」と「チャレンジ精神」を同一に扱う専門家もいるが、実際には異なる。 チャレンジ精神が、 自分の行動する力に価値を見出していることに対し、人格的成長は、自分の内在する力に価値を見出すもの。
この感覚の根底には、「学びたい」「成長したい」という欲求が存在していて、これが「自分の可能性を信じる」感情と科学反応を起こすと、年齢に関係なく“進化”できる。
つまり、
孤独⇒不安⇒健康低下
となるが、
孤独⇒不安⇒心の距離感の近い他者とのコンタクト⇒人格的成長のスイッチオン!
となれば、孤独はマイナス要因ではなく、プラス要因になる。
「心の距離感の近い他者」が、たったひとりでもいれば、生きる力が高まり、真の健康を手に入れられるのである。
不安の反対は安心じゃない。人は前を向いて歩いているときは、無用な不安を感じなくなる。その背中をポンっと押してくれるのが、“友だち”の存在なのだ。
「俺、友だちゼロ」
そう言う人にも、その「たった一人」はいるのではあるまいか。ふと思い出す同級生、同じ釜の飯を食った部活の仲間、毎晩一緒に飲んだくれた同期……。そういった人に一本電話を入れてみるだけでも、自分のたった一人の存在を見つけることができると思う。
でもって、もし、本当にもし、「一人もいない。ゼロ」と言う方がいらっしゃったら、連絡くださいませ。私でよければ、“お友達”になりますよ! 是非!(笑)。
『考える力を鍛える「穴あけ」勉強法: 難関資格・東大大学院も一発合格できた! 』

この本は現代の競争社会を『生き勝つ』ためのミドル世代への一冊です。
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