今回は「教師の長時間労働を止めるのは、誰なのか?」ということについて、考えてみる。 

 校長?教育委員会?先生自身?いったい誰?

 何人もの教師たちがうつ病などの精神疾患で休職したり、過労死や過労自殺しているというのに、責任は誰、あるいはどこにあるのか?

 ひと月前の12月22日。文科省から「平成27年度公立学校教職員の人事行政状況調査結果」が公表され、2015年度にうつ病などの精神疾患で休職した公立学校の教員が5009人に上ることがわかった。

 これは在職している全教員の0.54%に当たり、病気休職者7954人中6割強を精神疾患が占める。

 以下のグラフは、在職者に占める「精神疾患による病気休職者の比率」と、「精神疾患による病気休職者数」の推移を示したものだ。精神疾患による休職者の比率は、急激に上昇した後、ここ10年近くはほぼ横ばいで、ほとんど改善されていない。また、休職者数の増加は、その大半が精神疾患による休職が原因なのだ。

出所:「公立学校教職員の人事行政の状況調査」