ふむ。こうやって「定年まで会社にしがみついてやる!」と保身に走る“粘土層“が、増えてしまうのだな、きっと。

 そして、おそらく「人への投資」を惜しむ企業は、オリンピック終了とともにあえぐ。いや、正確には大企業は下請けを買い叩くことで生きながらえ、中小は消える。なんだかとんでもなくひどいことを言っているようだが、私は真面目にこうなってしまうと考えている。

 それほどまでに「企業への人への期待」が薄らいでいることに危機感を抱いているのである。

 「うちの会社では『この人をどう育てるか。そのために、どういった経験を積んでもらうか』といった観点の育成型のローテーションを推進しています。そのためには縦割りを止めて、部署同士の異動も柔軟に行えるようにしました。

 人材育成はオフJTとともに、OJTの場も与えないと人は育ちません。両輪を計画的に回していくことが、生産性を向上させ、企業を持続させるんです」

 これは社員教育に投資することで、海外売上比率を8割以上伸ばした某電子部品メーカーの人事部長さんのコメントである。

 さて、今を取るか? 3年後を取るか? 社長さん、よ~く考えてくださいね。是非!

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