新車は1000万円以上のポルシェ911、中古なら買える!?
こんにちは。AD高橋です。
ポルシェ911シリーズがいよいよスタートしました! 間違いなく憧れのモデルであり、スーパーカーブームの頃から「いつかオーナーになりたい」と考えている人も少なくないはずです。
911は伝統的な空冷エンジンから水冷エンジンにスイッチした996と呼ばれるモデルの頃から徐々にプレミアム性を高めてきました。ここにはボクスターやケイマンとの差別化という意図もあるはずです。991型の現在の価格はもっとも安い911カレラのMTが1244万円、PDKは1309.1万円となっています。ちなみに今回ヤマグチさんが試乗した911カレラGTSは1788万円、911ターボは2267万円となっています。
乗りたいけれどクルマに1000万円以上出すのは無理……。そうなると次に注目するのは中古車ですね。昔から「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言われますが、ポルシェ911にはそれぞれの世代に魅力があるもの。ここで歴代モデルの2017年12月時点の中古車相場を見ていきましょう。
■964型

1989年に登場した964型は、まず4WDのカレラ4が登場。翌年にRRのカレラ2がデビューしました。そしてATとなるティプトロニックが採用されたのもこの代からです。
964型や一つ前の世代になる930型は数年前まで相場が高騰。現在はピーク時に比べて大分落ち着いたものの、それでもターボだと1000万~2000万円、カレラ2でも500万~1000万円くらいで取引されています。2000年代初頭だと200万円で買えるものも出回っていたんですけれどね……。
■993型

1993年に登場した、911シリーズ最後の空冷エンジン搭載モデルとなる993。全幅が1730mmに拡大され、日本の3ナンバーサイズになりました。
993はターボの流通量が少なく、相場も1500万円以上。素のカレラは500万~900万円ほどで流通しています。こちらも空冷モデルということで、かなり相場は高めで推移していますね。
■996型

初の水冷911となった996型はフロントフェイスがいわゆる911然とした丸目2灯ではなく初代ボクスターと同じ涙目型となったため、好みが大きく分かれるモデルです。
2002年までの前期型(写真)は10万km以上の多走行車、修復歴がある中古車なら100万円台でも見つけることができます。10万km以下のカレラだと220万~300万円、フロントデザインが大きく変わった後期型のカレラも200万円台後半から見つかります。「なんとしてもポルシェ911に乗りたい!」という人にとって狙い目と言えるでしょう。
■997型

996をベースにしながらも911のアイデンティティである丸目2灯に戻った997型が登場したのは2004年。デビュー時の2ペダルは5ATのティプトロニックSですが、2008年のマイナーチェンジでデュアルクラッチ式トランスミッションのPDKが採用されます。
前期型はカレラとカレラSのMTが500万~650万円、カレラSのティプトロは330万~650万円となっています。
そして後期型はカレラのPDKが550万~900万円、カレラより流通量が少なめなカレラSのPDKは500万~750万円となっていました。一方でMTは相場を形成するほどの中古車流通量はありませんが、カレラだと650万~800万円、カレラSは800万円前後となっていました。
911に乗りたい。でも新車には手を出しづらいという人は、好みに合う中古車を探してみるのもアリですよ!
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