M氏は一言「すげえ」とつぶやいた

 M氏は走って50メートルしてから一言「すげえ」とつぶやいた。

F:え?え?なんですって?

M:いやすげえ。こりゃよく出来ている。大したもんだ。

F:そうですか?自分はどこが良くなっているかが全然分からなくて。どこがどのように良いんですか?

M:ははは。フェルさんは正直だなぁ“どこがどのように良くなったかが分からない”って?ははははは。こりゃ良いや。ウケる(笑)。

F:意地悪言わないで教えて下さいよ。どこが良いんですか?

M:これね、全部が良くなっているんだよ。全部が底上げされているの。だから“どこが良くなったか分からない”ってのは、本当に正しいインプレッションなの。それを正直に言うフェルさんが可笑しくてさ。ははははは。

F:えー!

M:この感覚はなかなか分からないと思う。でもプロが乗ればすぐに分かる。フェルさん。ここに来るまでにどこかで休憩した?

F:特にしてませんけど……。

M:給油もしなければトイレにも行ってない?

F:行ってないですね。コンビニにも寄っていません。

M:世田谷からここまで結構な距離があるでしょ。どうせ前の日は遅かったのだろうから、睡眠不足のはずで。それで休憩しないでここまで来て、ほとんど疲れてないんじゃない?お尻とか目の疲れとかどうよ?

F:ああ、そういえば……。

M:ほとんどないでしょう。それがこのクルマのスゴさだよ。それくらいのこと、僕らは50メートル乗ったら分かる。

F:はー。そういうもんスか。

M:分かるよ。だってプロだもん。

 なるほど言われてみれば、ロクに寝ていないのに、ここまで休息もなく安心してラクに走ってきている。これこそがSUBARUの新しいプラットフォームの“強み”だったのだ。目立たないけれどスゴい。飛び抜けていないが強い。その思いは、帰りの首都高の渋滞で、ますます強くなったのである。

 インプレッサを一言で表現すると、「地味にスゴい」ということになろうか。読モをやったこともないし、友達関係も地味。服装も髪型も目立つことはなく、就職先も手堅いメーカー。でも何人かいるガールフレンドのなかで、嫁さんにするならこの子だよなぁ……。インプレッサとはそんなクルマである。派手で尖った子は疲れちゃいますからね。

 それでは最後にインプレッサの◯と?を。

SUBARUインプレッサの、ここが(・∀・)イイ!!

  1. 目立たぬ底力:全体が底上げされたため、「どこがどう良い」と言い難い強さ、スゴさ。プロのレーシングドライバーに言われるまでそれに気付かぬ自分……修行が足りません……。
  2. 躾の良いCVT:CVTは嫌いだがSUBARUのだけは許せる。燃費を犠牲にしているからだろうか?それなら普通のATでもええんとちゃいます?
  3. ともかく疲れない:遠乗りする方には特にオススメ。シートも良い。

SUBARUインプレッサの、これはちょっとどうもなぁ…(´・ω・`)

  1. 燃費:悪いです。高速主体で10キロちょうど。私の運転が荒いのでしょうか……。それにしても今時、ねぇ。
  2. あまりにも地味なデザイン:もう少し頑張って欲しかった。「いい子なんだけど顔がねー」とか言われてしまいそう。
  3. シャシーの進化に追いついていないエンジン:イクときは一緒にイッて欲しい。

ということで次号は開発者インタビューをお送りします。お楽しみに!!