みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
前回のレクサスLS・ユーザー編は大変な反響をいただきまして、K氏によるインプレッションもさることながら、「一体何者なのか?」「どこの会社の社長なのか?」と、K氏とK氏が経営する企業について多くの方から質問をいただきました。コメント欄にもTEL(編注:東京エレクトロン)の河合利樹社長や(確かにK氏ですね)、キーエンスの山本晃則社長(こちらはK氏に該当せず)のお名前が挙がっておりましたが、残念ながらどちらもハズレです。機会があればK氏の会社探訪記も記事にしていきましょう。普通の会社ではとても真似できない、世界でも珍しい実にユニークな取り組みをしている会社なのです。
週末は、新潟県は村上市に出張り、「村上・笹川流れ国際トライアスロン大会」に出場してまいりました。
今回も台風に祟られてしまいました。大会当日の日曜日、天気自体は回復していたのですが、JRが早々に「午後8時以降、首都圏の在来線を全て運休する」と発表したため、主催者が少しでも早く帰れるように気を回してくださり、スイム750m、バイク22km、ラン6kmというスプリント形式に急遽変更されたのです。電車が動いているうちにお帰りください、というわけです。

海沿いの気持ちいいルートを通る村上のバイクコースは、イキナリ急勾配の上り坂から始まります。坂の入り口でオフィシャルの方から「アウター(前のギアの大径の方)じゃ登れないよ!」と声をかけられて、慌ててインナーに落としたのですが、これが大成功。坂の途中で上手く変速できずに立ちゴケする人や、登り切れずに諦めて降車して、押して登る人が続出していましたからね。

ここのところ少しマジメに走っていたので、ランは調子よく走ることができました。もう少し早い時期から練習していれば……と泣き言は言いますまい。


せっかく新潟まで来ているのですから、このまま帰ってしまうのはもったいない。
電車が止まるのなら、明日の朝一番の新幹線で帰ればいいのです。美味しい日本酒をシコタマ飲んで、遅くまで盛り上がりました。

ということでボチボチ本編へとまいりましょう。
今回は急遽予定を変更して、トラクターの試乗記をお送りします。
工場のテストコースではなく、実際に稼働している現場、北海道の畜産農家にお邪魔して、牧草地を走り回ってまいりました。