三菱自動車は本当に変わるのか

 三菱自動車はこの報告書を受領した上で、「三菱自動車が自ら再発防止策を考えるにあたって骨格となるべき指針」として、以下の5項目を挙げている。

  1. 開発プロセスの見直し
  2. 屋上屋を重ねる制度、組織、取組の見直し
  3. 組織の閉鎖性やブラックボックス化を解消するための人事制度
  4. 法規の趣旨を理解すること
  5. 不正の発見と是正に向けた幅広い取組

F:これで三菱は変わると思いますか?

:変わります。

F:本当に変わりますか。大丈夫ですか。

:大丈夫です。変えていきます。それは全社員それぞれの意識、それから我々のマインドセットも変えなくちゃいけない。このままでは我々は本当に生き残れない。それは自分たちのためだけはなく、お客様に対しても同じことです。我々はお客様のためにも生き残らなくちゃならない。

 それから若い社員に対しても。我々の年代はまだ良いけれど、三菱自動車を慕って、ウチを信じて入ってくれた若い人たちに、そんな悪いままの会社にして残すことになったら、それは申し訳が立ちません。三菱というブランドにしろ、お客様にしろ、企業のサステナビリティーに関して、責任を持ってやらなくちゃいけない。正しい企業体質にして、これから末永くお客様と一緒にずっと長く続けていく会社にしなくちゃいけない。

F:一連の騒動があって、これこれこのように変えていきますと高らかな宣言があって、それから三菱自動車は変わりましたか?鳥居さんからご覧になってどうですか?

:変わりつつあります。もうすでに大きく変わっている部分もあります。これは31項目の中で、国交省に報告していることですが、例えば人を代えたり、組織を変えたりという、即効性のある話と、新しい仕組みを作って、それをみんなで遵守して行きましょう、その成果は3カ月ごと、あるいは半期ごとにモニターして行きましょうとか、そういうことをやっています

F:なるほど。そのモニターは誰がするのですか?

:自分たちです。

F:自分たち。三菱自動車の人ですか。

:それに対しては当然監査も入ります。

F:毎月国交省の人が立入検査に来るとか、そういうことはないのですか?

:毎月ではないのですが、3カ月に1回、報告に行きますね。

F:それは誰が行くのですか?

:前回は益子(修)さんと山下(光彦)さん。社長と副社長が揃って行きました。

F:ひゃあ。社長と副社長が自ら国交省に出向くのですか。

 話はいよいよディープになってまいりました。そろそろ会社に行く時間なので、今回はこれでお終いです。それではみなさままた来週。

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