みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。

オーストラリアはゴールドコーストで開催された、ITU世界トライアスロンシリーズ(WTS)グランドファイナルへ出場してまいりました。
昨年日本トライアスロン連合(JTU)主催のランキング対象レースにコツコツ出場してポイントを積み重ね、55~59歳枠で出場権を獲得したわけですが、結果は92人中79位と惨憺たるものでした。世界のレベルを思い知りました。何しろ70~74歳の枠で出場しても、今のタイムでは5位にすら入れないのです。トホホ……。
実は「練習しなくてもソコソコに速い」ことが自慢だったのですが、そんな甘っちょろい考えではとても通用しないことがよく分かりました。シーズンは残り少なくなりましたが、ガッと鍛えていこうと思います。
30年くらい前に会場の近くに3年ほど住んでいたのですが、オーストラリアはともかくスポーツ環境がいい。大会前に選手の調整用に開放されていたこちらの施設は、適温に調整された屋外プールがずらりと4面も並んでいます。幹線道路にはビシッと自転車用レーンが整備され、海沿い山沿いに景色のいいジョギングのコースが延々と続いている。ブラブラ散歩していても、「ちょっと運動でもしてみようか」という気になってくる。スポーツ大国の根幹は、こうした“環境整備”にあるのかもしれません。

実はレース直前にちょっとしたハプニングがありまして、主催者であるITUが前日の夜8時に「明日は強風のためディスクホイール使用禁止」をウェブ上で発表したのです。急にダメと言われてもすぐに代替品など用意できるはずがない。ITUの公式フェイスブックのアカウントには(もちろん英語で)死ねとかバカとか罵詈雑言がガンガン投稿され、ちょっとした炎上状態に。日本選手団をサポートしてくださっているスポーツアシストの山崎秀樹さんに泣きつくと、「何とかします。しばしお待ちを」と頼もしいお返事が。

山崎さんが八方手を尽くしてくださり、1時間ほどすると「何とか確保できました!」と。翌朝トランジションの会場の入り口でメカニックの方に交換していただき、無事に出場することができました。


会場近くでYAMAHA製のカッコいい白バイが警備にあたっていたので、「1枚写真を撮っていいですか?」と声をかけると、「せっかくだから乗って撮りなよ」と。サービス精神旺盛なオージーの白バイ隊員さんでした。

ということでボチボチ本編へとまいりましょう。
レクサスインターナショナルでレクサスLSのチーフエンジニア(CE)を務める、旭 利夫さんのインタビュー、(今度こそホントに)最終回です。
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