「私はモリゾウシールの方がうれしい」

プリウス開発責任者のデストロイヤー豊島さん(以下、D豊島):今年はプリウスが頂きました。このシールを貰うがために……みんながこのシールを貰えることを夢見て頑張るんですよ。私は正直、こっちの方が嬉しいもの。

これがトヨタ・アワードの副賞として頂ける有り難いモリゾウシール。あたくしゃ章男社長から「これどうぞ」とフツーに頂きましたが、そんなに有り難いものだったとは……。販売店でこれを見せると全車種2割引きで買えるそうです(ウソです)。

:賞状よりもこっちのほうが嬉しいの?(笑)

D豊島:はい。正直こっちの方が嬉しいです。今年はプリウスが取ったので、ウチのエンジニアはみんなこのシールを持っています。

:ですが、モリゾウ賞はもう止めてしまいました。

「モリゾウ賞は止めました。いつか、突然復活するかもしれませんが」

F:えぇ?せっかくこんなに盛り上がっているのに。

:こういうことは余り長く続けないほうが良いんです。続けてやっていくと、賞の存在自体が当たり前になる。

F:うーん。そういうものでしょうか。何かもったいないような……。

:ええ。そういうものだと思います。大企業というのはね。最初に選んだコンフォートにしたって、周りの反応は、「え? コンフォート?」っていう感じでしたよ。サプライズが有った。

F:終わってしまった賞を云々するのも妙な話ですが、全てはモリゾウ氏のご判断で。

:うん。もうモリゾウ賞はモリゾウの独断と偏見で決めてきた。今後もトヨタ・ワールドの中で、突然ね。突然、モリゾウ賞が復活するかも知れない。あれ、今年は有ったのか、なんて年が来るかもしれない。だからみんなにはその日が来るような商品を考えて欲しいなと思います。いや、商品のみならず、何でも良い。ビジネスでもマーケティングでも。

チェンジ!チェンジ!チェンジ!章男社長は常に変化を求めている。そしてご自身も変化し、進化し続けている。オバマ大統領は最大のスローガンである”チェンジ“を思うように実現できなかったが、章男社長は本当に周囲がアッと驚くような変化を”日常的“に続けている。