こんにちは、AD高橋です。

 LSのチーフエンジニアである旭さんのインタビューが続いている最中ですが、8月30日にトヨタからLSの一部改良が発表されました。

 今回の改良ではマルチステージハイブリッドシステムのエンジンサウンドや変速制御のチューニング、制振材の追加が行われ、静粛性を向上させたそう。また、AWDモデルのショックアブソーバーを変更して乗り心地が向上したと言います。そして「Lexus Safety System +」の性能も進化しました。

 さて、11年という長期にわたり生産された先代LS。車種によって異なりますが、一般的にクルマのフルモデルチェンジサイクルは5~7年ほど。これでも一昔前に比べるとかなり長くなっています。たとえば1970~80年代に一時代を築いた日産セドリック/グロリアは、きっちり4年周期でフルモデルチェンジしていました。当時は4年というサイクルが一般的だったのです。下の写真は1987年6月に登場したY31型セドリック。1983年6月にデビューしたY30からちょうど4年後にフルモデルチェンジしました。

日産セドリック/グロリア

「長寿モデル」を一気にご紹介

 実は今、LS以外にも長期生産される国産車って結構ありますよね。つい先日フルモデルチェンジしたスズキジムニーの先代(JB23型)は約20年製造されていましたし。今回はそんな長期生産されるモデルを集めてみました。

トヨタエスティマ

 「トヨタの天才タマゴ」というキャッチコピーで1990年に登場したエスティマ。初代も9年以上と長く生産されましたが、3代目となる現行型はそれを超える長寿モデルになっています。3代目の登場は2006年1月ですから、もう12年以上経っていますね。

 エスティマは2008年12月、2012年5月、そして2016年6月に大掛かりなマイナーチェンジを実施。とくに2016年のMCではフロントマスクを一新するほど大きく手が加えられています。

トヨタアリオン/プレミオ

 1970~80年代に人気を博したカリーナ/コロナを先祖に持つアリオン/プレミオ。現行型が登場したのは2007年6月ですから、もう11年以上生産されていることになります。

 イメージ的に日本ではこのクラスのセダンはあまり需要がないように感じますが、日本自動車販売協会連合会(自販連)が毎月発表する「乗用車ブランド通称名別順位」を見てみると、2018年1~6月のランキングで45位にランクイン。ちなみに44位は日産マーチ、46位はレクサスNX300hです。

 プレミオやアリオンは東南アジアでの人気が高く、日本の中古車オークションでも輸出需要が高いと言われています。

日産キューブ

 「お気に入りの自分の部屋」がコンセプトのキューブ。5ナンバーサイズボディのボディサイドを切り立てた箱型形状にすることで室内空間を広げ、インテリアにはソファのようなベンチシートを配置。居心地のいい室内空間を生み出しています。

 この路線は2002年10月に登場した2代目キューブから採用され、2008年11月にフルモデルチェンジした現行型キューブはそれを受け継いでいます。現行型は登場から間もなく丸10年になります。

 自動車保険で有名なソニー損保は毎年成人の日に、新成人を対象に「カーライフ意識調査」を行っています。その中で「購入したいクルマ」を聞いているのですが、キューブは2年連続で女性が欲しいクルマ第1位に輝いているんです(2017年、2018年)。計7パターンのシート地から気に入ったものを選べる楽しさはもちろん、左右非対称のボディデザインも女子ウケがいいポイントでしょうね。

 ところで、上の写真でお分かりいただけるように、日本のキューブはボディ左側のガラスエリアを広くしたデザインになっていますが、海外では下の写真のようにボディ右側のガラス面が広くなります。

 これは左ハンドル仕様のデザインで、キューブはリアゲートが横開きなので、歩道側から開けられるよう右開きになっているため。また、運転席から後ろを振り返ったときに斜め後方をしっかり確認できるようにするためです。当たり前と言えば当たり前なのですが、かなりコストがかかる設計を採用しているのですね。長寿モデルだからこそできること、でしょうか?