:これは日本と海外で違うし、また地方と都市部とでも変わってくるのですが、“日本の都市部”ということで言うと、ショーファーユースは3割から4割ぐらいです。これが地方に行くと、もうショーファードリブンなんて1割あるかないかぐらいです。

F:都市部で3割、地方だと1割! メチャ意外です。そんなに低いんですか。

:はい。私も「オヤ?」と思って資料を見直したくらいなんですが、比率でいうと、実はLSってご自身で運転される方が圧倒的に多いんです。アメリカに至っては、1割にも満たないです。ロングのLSをご自身で運転される方がほとんど。ご存じの通り、5代目は国内外ともいわゆるロングのサイズしか売っていません。

F:これまた意外。ご自身で運転されるとなると、ショートボディも必要と思いますが。

:なぜかと言うと、アメリカでは競合のメルセデスSクラスも、BMWの7シリーズも、みんなロングしか売っていないんです。

F:えー!

:えーっと思いますよね(笑)。でも実際にそうなんです。日本だと「ロングって大きいな」というイメージがあるかもしれませんけど、アメリカに行くと、ロングでも特別に大きいわけではないので。

F:確かに。隣にサバーバンのダブルキャブなんかが止まれば、向こうから見れば「なんだこのちっこいクルマ」という世界ですものね(笑)。

:そうなんです。向こうではLSだのSだののロングよりもさらに大きなクルマが、当たり前にゴロゴロ走っているので(笑)。

なぜショートを止めたのか?

F:とはいえ、やはりショートのディマンドもなくはないはずです。ドライバーとして乗る方が多いならなおさら、今回、なぜロングのみの設定となったのでしょう。というか、なぜ「ロング」という名称を止めたのでしょう。新しいLSはワンボディで、ロングボディを表す「L」の設定が廃止され、それでいてボディは先代のロングよりも長くなりました。

:はい。実際には前のロングよりも25mm長いです。

F:でもその分車内空間が大きくなったかと言えばそうでもない。むしろ前後方向は狭くなっている。それはどうしてでしょう。

:それはですね……。

 と、いいところで会社に行く時間です。サラリーマンは辛いです。
 旭さんのお話は次週に続きます。それではみなさんごきげんよう。さようなら。