F:私は本業がサラリーマンで、半導体関係の仕事をしているのですが、本業でトヨタで電子デバイスを担当していらっしゃる方とお話をする機会が……もちろん相手の方は私がフェルとは知らずに……あるんですね。
旭:え? フェルさんがサラリーマン! その話は本当なんですか?
F:ええ、その話は本当です(笑)。で、その方は電子デバイスではとても重要なポジションを担っていらっしゃる方なんですが、それでも一緒に飲んだ時などに「やはりトヨタはメカの会社なんですよ。所詮我々は外様です」、なんてポロリとこぼしたりされるんです。でも旭さんがエレキご出身でLSのCEになられたとなると、話はぜんぜん違ってきますね。
旭:ええまあそうですね、はい。我々は先代のLSで、先進安全にかなり頑張って力を入れてきました。当然今度の5代目は、もっと力が入っています。レクサス・セーフティー・システム+Aというヤツですね。
F:長距離を試乗して、じっくり試してきました。あれはもうほとんど自動運転と言っていい世界ですね。
旭:ええ。他社さんで言うところの自動運転的なところまでいっているのですが、我々は「自動運転」とは絶対言いません。「高度運転支援」です。
断じてそれは言いません
F:トヨタは自動運転とは言わない。
旭:言いません。トヨタは今のレベルで自動運転と断じて言わない。
F:ニ●サ●のセ●ナとか平気で言っちゃうのに(笑)。
マイトのY:あぁもう! 具体的な“シャメイ”を出すのは止めてください!
F:シャメイって、●ッ●ンという会社の名前? それとも●レ●というクルマの名前? “社”名なの“車”名なの(笑)。
マイトのY:どっちもダメ!
旭:我々はしっかりポリシーを持ってやっています。確かに今回のLSS+Aというのは世間で言うところの“自動運転” に近い機能を持っています。それでもやはり主体はドライバーにあることを忘れないでいただきたいのです。ですから我々は、自動運転ではなく、「自動運転につながる高度運転支援」と呼んでいます。
F:ガラガラの高速で、試しにウィンカーを出さないで車線変更をしようとすると、元の車線に戻そうと、教習所の教官みたいにこうガッとハンドルを戻されたりして、すごい介入してきますよね。それがちゃんとウィンカーを出すと、何事もなくスルッと車線変更できる。
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