11年ぶりにフルモデルチェンジしたレクサスのフラッグシップセダンであるLS。
「誰も体験したことのない、上質で洗練された快感の走りが放つオーラは、世界中の都市の景色を一新します」と高らかに喧伝するレクサス最上位のクルマは、どのように開発されたのか。
お話を伺うのは、LSの開発を統括する、レクサスインターナショナルのチーフエンジニア、旭 利夫さんである。
ゲスト自ら脱線という珍しい展開に
F:はじめまして。フェルディナント・ヤマグチと申します。今日はよろしくお願いします。
旭:こちらこそよろしくお願いします。ところでフェルさん、今日は例のマスクをお持ちですか。よかったらちょっと見せていただけませんか。

え? クルマじゃなくて、いきなりマスクの話ですか?
F:もちろん持っています。連日の猛暑で大汗をかいているので、ちょっと臭いますが……(笑)。
旭:どれどれちょっと拝見……。おお、これが噂のフェルマスク。ここがメッシュになっているんですね。うーん凝った作りだ……。いや実は私、趣味で音楽をやっているのですが、チーフエンジニア(CE)にもなったので、あんまり顔を出して歌うのはマズいのかなと(苦笑)。それで、これからはマスクを被って出ようと思っているんです。
F:いいじゃないですか。額の部分にレクサスのエンブレムをあしらって、口の部分をスピンドルグリルにして……海外のイベントとかでCEがマスクで出てきたら絶対にウケますよ。外国人はマスクマンが大好きだから。音楽は何系なんですか?
旭:J-POP系です。先日は新型LSのライン・オフ・パーティーというのをやったんですけれども、そこでもバンドと一緒に歌わさせていただいて、みんなで盛り上がったんです。
F:はー……ライン・オフ・パーティーでCEみずからが歌を……。
歌って踊れる営業部長、というのはよく聞く話だが、ライン・オフ・パーティーでみずから歌うCEは初めてだ。
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