試乗といえば、最新のRTVにも乗せていただいた。

 こちらはクボタが新たに市場投入したガソリンエンジンのRTV。
 最高速度は40mph(64.4km/h)だが、実はECUでかなり控えめに設定されている。

 ROMを書き換えれば100km/hの実力があるそうなのだが、当然ながら高速車両の経験に乏しい同社ゆえ、開発は慎重を旨としているとのことだった。違法改造はあきまへん。

クボタトラクターコーポレーション取締役社長の吉川正人氏と。

 海外経験豊富な吉川社長。アメリカ事業の「これまで」と「これから」をたっぷり伺った。
 詳しくは9月以降の本チャンの記事で。

こちらは今年の1月にアメリカに赴任したばかりのクボタ・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカコーポレーション社長とクボタ・インダストリアル・イクイップメントコーポレーション社長を兼任する新井洋彦氏。

 新井社長は偶然にも私と同い年で、初めての海外赴任となった。
 「まさか自分が海外赴任になるとは夢にも思わなかった」とのことで、英語の習得に大変な努力をされている。56歳ともなると、サラリーマンとしては「上がり」の時期で、中には無事これ名馬とばかりに定年まで安穏とした日々を過ごす人もいる。だが新井氏は違う。お話を伺いながら不覚にも落涙してしまったのだが、こちらも詳しくは9月以降の本編で。

トヨタの北米本社にも潜入!

 最後に少しトヨタの話を。
 せっかくダラスに行ったので、昨年7月に移転したばかりのトヨタ北米本社を見学してきた。今回も例によって広報部のN主幹に無理を言って実現したものだ。Nさん、ありがとうございます。

トヨタ北米本社のエントランス。テキサスですから……。
ガラス張りの瀟洒なロビー。

 北米では製造、販売、金融、渉外の統括機能が分散していたのだが、それをイッキに集約したのがこの新本社。実に4000人近くが転勤してきたのだという。トヨタはこれからアメリカに1兆円以上の投資を予定している。

事前にメールで送られて来る登録番号を入力する。するとこのようなIDカードが発行される。面会相手の名前も記されている。

 昨年の北米におけるトヨタのシェアは14.1%。フォードとほぼ同程度で、1位はGMである。トヨタが最も“強い”エリアはボストンとサンフランシスコのregionで、共にシェア16.5%である(2017年1-8月)。

 アメリカの自動車市場はトラックが売れまくる異常事態で、販売比率はトラック64.4%に対して、乗用車25.6%である。アメリカで売れているクルマを順にあげると、フォードの F-series、シボレーSilverado、ダッジRam、トヨタのRAV4、日産ローグ、トヨタのカムリ、となる。トップ5のうち、乗用車タイプのクルマはカムリだけなのである。まさにトラック王国である。

中庭を望むテラスで。縦500メートル横1000メートルの広大な敷地に7棟のビルが建てられている。

 面白かったのは「pIT Stop」と名付けられたこのコーナー。エンジニアが常駐していて、社内のパソコンなどのトラブルに即応してくれる。簡単な修理ならここで済んでしまうのだそうだ。奥にはパソコン周辺機器の自販機もある。何しろ4000人が勤務するひとつの「町」だ。生命線のIT管理にはコストを掛けている。

パソコントラブルに即応してくれるpIT Stop。この仕組みは素晴らしい。
なんと社内のジムにはフリークライミングのウォールまである。
エントランスには初代レクサスLSが展示されていた。

 ということで来週は最新のLSの試乗記です。お楽しみに!