ひゃー!そんな法規があるんですか。

F:ひゃー!そんな法規があるんですか。と……ひょっとしてそれ、このNOTEのために出来た法規なんですか?凄いな。NOTE停止法案。

:いや、それはないと思います。トラックの排気ブレーキでも点灯しますしね。

F:あ、なるほど。排気ブレーキでも点くんですか。

:減速時は、0.1Gで点灯。0.07G以下で消灯、という決まりがあるんです。NOTEではその法規に則ってブレーキランプを点灯、消灯するようにしています。でもその法規はちょっとおかしい気もしています。だってe-POWERのクルマの停止直前を見ていると、スーッと止まってきてGが抜けるので、最後の止まるところはブレーキランプが消えるんですよ。クルマが止まる時に消えちゃうんです。

F:最後にフットブレーキを踏まない限りは。

:そう、アクセルオフだけで止まるとそうなってしまう。法規上、0.07G以下では消さなきゃいけないので。

F:最後に止まる時に点くように変えちゃえば良いじゃないですか。そのほうが安全でしょう?

:それがダメなんですよ。勝手に改造したら、僕らが法規違反になっちゃうんですよ。でもそれは、近いうちに「その決まりは変だよね」と気付くと思うんです。だから僕ら、定数1つでいつでも変えられるように作り込んであるんです。だってNOTEのアクセルオフは、お客さんが、Bペダル(ブレーキペダル)を踏んでいるという意思と、何ら変わらないんだから。

F:近い将来の法規改正まで見越してクルマを作り込んでいるんですか?

:ああ、これくらいのことはいくらでもありますよ。僕らクルマ作りのプロですよ。どうということじゃありません。

F:面白い。実に面白い。このお話だけでも今日来て良かったと思います。

:こんな話が面白いものですかね……。開発に関しては、もっと大変な苦労話がたくさんあるんですけどね(苦笑)。まあでもこのブレーキランプの話がお好きなら、もうちょっとすると、今の法規って、実は曖昧な部分があるんです。0.1Gと0.07Gとの間では、点けていても消していてもどっちでも良いよ、みたいな感じになっていまして……。

F:へえ?グレーゾーン金利ならぬ、グレーゾーンランプ問題があるんだ。ちなみにNOTEではどうしているんですか?

:自動車って、人や荷物をいっぱい乗せていたり、空身だったりと、いろいろバラツキがあるので、NOTEでは、その辺のところで「ヒス」をつけて、法規に違反しないようにあるG以上になったら点けて、あるG以下になったら消すというのにヒステリシスを設けてやっていますね。

次ページ ヒステリシスって何ですか?