本来の主役、新型フォレスターについて

 こんにちは、AD高橋です。

 ニューヨークオートショーでワールドプレミアとなった新型フォレスターが、いよいよ発表となり、7月19日に発売となります。今回は5代目となる新型フォレスターがどのようなクルマなのか見ていきましょう。

 初代フォレスターのデビューは1997年2月。当時、社名は富士重工業であったSUBARUの屋台骨を支えていたのはレガシィシリーズと軽自動車。フォレスターはレガシィグランドワゴンやツーリングワゴンとカニバってしまい注目されないのでは……と心配したものです。

 しかし今やフォレスターは全世界で年間28万台以上販売され(2017年)、派生車種を含まない車種別台数でSUBARUで最も売れているクルマとなっています。

 新型フォレスターは初代から受け継がれる使い勝手の良さに加え、すべての同乗者の快適性を高めたと言います。とくに進化したのが後部座席。先代に比べて30mm長くなり2670mmとなったホイールベースの拡大分はすべて後席スペースに割り当てられました。また、前後座席間距離は33mm、前席の左右乗員間距離も20mm拡大されています。

 限られた居住空間をレイアウトする際、かつて多くのクルマはクルマを買う人=ドライバーの快適性を高めることに注力していたと思います。ところが最近は後部座席の快適性を高めたクルマが増えています(その最たるものが、軽ハイトワゴンでしょう)。

 小さなお子さんがいるファミリーで使う場合、後部座席にチャイルドシートを取り付けます。すると旦那さんが運転する場合、奥さんはチャイルドシートの横=後部座席に座るはず。つまりオーナーにとって後部座席は大切な人が乗る場所なんですね。大切な人のことを考え、大切な人がリラックスして過ごせるクルマを選ぶ人が増えているというのを某メーカーの開発者から伺ったことがあります。新型フォレスターの発表会でのプレゼンを聞き、なるほどと感じました。

 プラットフォームは現行型インプレッサから採用されるスバルグローバルプラットフォームに。フェルさんはインプレッサに試乗した際、「どこが良くなったのかわからない……」と首をかしげました。でもこれこそがSUBARUの狙い。良さに気付かないほど自然なフィーリングで運転できることで、安全に運転でき、ロングドライブでも疲れにくくなる。

 エンジンは2.5L水平対向4気筒と、2L水平対向4気筒にモーターを組み合わせたe-BOXERの2種類。アイサイトには全車速域で追従走行と車線中央維持を可能にしたツーリングアシストが搭載されます。発表会の囲み取材では、次期社長の中村専務が「とくにe-BOXERは予想以上に好評で予約受注が多い」と発言していました。早く試乗してみたいものです。

■変更履歴
記事掲載当初、本文中で「CEO」とすべきところを「COO」と誤記しておりました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです [2018/06/25 13:30]

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