オーナーズクラブ? 正直ウザいです。

F:走り屋ではないけれど、この辺りはこだわりが有るのですね。

:こだわりというほどのものでは有りませんが、ノーマルのままだとなんかヌメッとしていて味気がないので。実はこれも声をかけてきたオジサンに教わりました。君、アフターパーツを付けるなら、断然無限だよと。

F:なるほど。先達のご意見を尊重されたと。

:ただ、何かの会に入れと言われるのには辟易とします。クルマを停めていて帰ってくると、ワイパーに会員になりませんか的な紙が挟まっていることが有るのですが、正直ウザいです。

 ツルんで走ったりするんですかね。せっかく自由になれるクルマを買ったのに、群れても意味が無いでしょう。意味が無いって言うか、矛盾ですよ。

F:うーん、その辺は価値観の問題でしょうね。

:何かバカっぽくないですか、ああいうの。

F:そ、それは分かりませんけど。

 それまで穏やかに語っていた片山さんだが、オーナーズクラブの話になると、急に言葉が荒くなってきた。発言内容に少々過激な部分も有るので、今回は仮名&写真ナシでお届けした

:荷物の問題とか、音の問題とか、幌から風が入ってくることとか、文句をつけ始めたらキリが有りませんが、このクルマにはそれらを100倍くらい上回る魅力が有ります。これを買って本当に良かったと思っています。

 もっと大きなエンジン?必要ないでしょう。これで十分ですよ。どこで飛ばすんですかそんな。それじゃそろそろ良いですか。これから彼女を迎えに行かなきゃならないので。

 そう言うと片山さんはペコリと頭を下げてクルマに乗り込み走って行った。

 ステップワゴンを見に行き、まったく異なるタイプのS660に一目惚れしたことも驚きだが、「群れたくない」というオーナーズクラブ全面否定の感覚も新鮮だった。

 しかしS660を衝動買いするとは……クルマの選び方も様々だ。

 来週は「特別なクルマ作り」の現場を取材してきたので、それをお届けする。

 S660どころでは無い、桁外れに採算度外視のあのクルマ。片山さん流に言えば、恐らくは日本一のお買い得グルマである。お楽しみに!!

i-DM先生は厳しいっす

こんにちは。編集担当のY田です。

以前にもちょっとゲロりましたが、私、実はマツダ・デミオのオーナーです。で、購入から約1年経ったのですが、ちょっと悩みがございまして…。

「i-DM先生」が冷たいのです。とっても(以下、マツダオーナーでないと通じない話ですので、興味のない方はスルーでお願いします)。

写真をご覧いただければわかるように、いまだ「3rd STAGE」止まりで、昇格の気配がありません。前車で楽しんでいたような急発進・急ハンドルは避けるようにしているのですが、クセが抜けきれないのか、いまだによく、「急加速は燃費に悪いだろうが、オラ!(と聞こえる)」と注意されます。仕事同様につらいです。

で、一番悩んでいるのが、坂道発進の際の白ランプです。上り坂でも下り坂でも、ブレーキから足を離してアクセルに足を置いた途端に白ランプが点灯し、減点を食らいます。全然踏み込んでいないのに…。家の近所を近距離走る際などは、これ一発で☆が遠のきます。

先生、どうすればいいのですか?

今日は『仕事がうまくいく7つの鉄則 マツダのクルマはなぜ売れる?』を再度熟読し、白ランプ撲滅のヒントを探そうかと思っています。

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この記事はシリーズ「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。