三菱自動車をくさすつもりで書いたのではない

 ところで前号のコメント欄が炎上に近い形で盛り上がっています(燃え上がっている?)。このまま言われっ放しでは三菱自動車も立つ瀬がないでしょうし、もとより私も同社をくさすつもりで書いたわけでは決してありません。

 私の一方的な言い分で、「三菱はやっぱりアカンな」と読者諸兄の認識が固まってしまうのは何とも寝付きが悪いので、もういちど形を変えて、同社の広報にインタビューのお願いをしてみようと思います。

 今更フザケンナこの馬鹿野郎!と怒鳴られるのか。はたまたこういう立場の人なら答えられるよ、とご対応頂けるのか、リトライしてみましょう。

 Y崎さんにマンちゃん。交替早々エラい話になっちゃいましたが、三菱自動車さんに連絡取ってみてくださいねー。身代わりに怒鳴られたらごめんなさい♥。

 ということで本編へと参りましょう。富裕層が選ぶクルマ、レクサスのチーフエンジニア、加藤武明さんのインタビュー続編です。

F:日本におけるレクサス車は、圧倒的に「RX」と「NX」が売れているとうかがいました。それは本当ですか。

加藤さん(以下、加):はい。日本だけでなく、グローバルでも同じです。とてもよく売れています。あとは「ES」というセダン。これもよく売れます。

F:あとはレクサス「UX」が出れば完璧ですね。C-HRベースのUX(笑)。

:UXというクルマが仮にあるとすれば、ですけどね(苦笑)。

F:早耳情報を売り物にする一部のメディアでは、NXよりさらに小型のSUV、UXなるクルマの登場がささやかれています(下の写真は「UXコンセプト」)。

:UXに関しては、今の段階では何とも申し上げようがないです……。ともかくNXとRXで、全レクサスのおよそ半分くらいになります。

F:レクサスの屋台骨を支えるクルマのチーフエンジニアなのだから(加藤さんはRXだけでなく、NXも担当されている)、本当に責任重大ですね。

:もっと威張ってもいいですかね(笑)。

F:威張って良いでしょう。大威張りですよ。お前らオラーみたいな(笑)。

:ウチはそういう会社じゃないんで(苦笑)。謙虚にやっています。まあ冗談はさておき、RXがレクサスの歴史を変えたことは間違いありません。RXの発売当時、米国ではもうみんなが飛びついて、熱狂的になっているのが肌感覚としてとても強く感じました。そこから「レクサスと言えばRX」というイメージが、2000年代前半ぐらいにグワーッと盛り上がっていった感じがします。

F:都会的で、洗練されていて、スポーティーで、見晴らしが良くて……。

:ただ僕らとしては、良い面と悪い面があるんです。僕らは大型セダンの「LS」も持っていますので、そっちの方も見てくださいという思いがあるんです。それなのにRXばかりをご愛顧頂いてしまって……。一人のお客さまがRXを何台も乗り継ぐでしょう。アメリカはリースが多いから、3年で買い換える人が多いんです。

 発売当時に若かった方も、3年ごとに買い替えていかれれば、当然その度に3年ずつお年を召していく訳で。プレミアムブランドは回転が速いんです。RXはモデルイヤー制を取っているので、中には毎年買い換える人もいます。5年乗っている、という話はほとんど聞こえてきません。

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