こんにちは、AD高橋です。

 ご存知のようにフェルさんは普段は堅気のリーマン稼業をしている(本当に堅気かはナゾですが……)ので、試乗の際はまず私が各社から試乗車を借り受け、その後フェルさんに渡しています。

ディーゼルらしさも心地よい

 ハイラックスもトヨタの広報車引き渡し場所で借り受けてフェルさんに届けましたが、少し走っただけで「これは本気で欲しいかも!」と思いましたよ。世界的なSUVブームの現在、世の中にはプレミアムなクロスオーバーモデルが溢れています。ある意味そことは対極に位置するハイラックスに、なんとも言えない新鮮さを感じたのだと思います。

 ディーゼルエンジンを搭載するSUVは多くありますが、遮音性を高めたり反共鳴音を出すことでディーゼル特有の音を気にならなくしているモデルがほとんど。ところがハイラックスは信号待ちで停車しているときから加速するときまで、かなりの場面でディーゼル特有の音がわずかに車内に入ってきます。また、燃料ポンプの音でしょうか。停車中はヒューンという音が耳につきます。でもそれを心地いいと感じる自分がいます。

 1970~90年代のハイラックスはもろにトラックという感じでしたが、その頃に比べると現行ハイラックスの乗り心地はとても快適。それでもどこかトラックっぽさが残っていて、そこがまた新鮮なんですね。使いやすさを追求した道具が溢れる中で、あえてずっしりと重みを感じるヘビーデューティーな道具でアウトドアライフを楽しむことに通じるものがあるように感じます。

 フェルさんのレポートにもあるように、試乗中、東京は季節外れの大雪に見舞われました。返却でフェルさんからハイラックスを受け取ったとき、クルマは見事にドロドロ。でもそれがまた似合う。いいクルマです。

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