それから2時間あまり。降り続く雪の中をグルグルと走り回った。大通りには、夏用タイヤで走行不可となり、そのまま乗り捨てられたクルマを何台も見かけた。ニュースや天気予報で繰り返し大雪が警告されていたのに、「短い距離だから平気だろう」と高を括っていたのだろう。こうした慢心と読みの甘さが事故を招き、ひいては大渋滞を引き起こすのである。

 無論4WDでも同じことだ。冬用タイヤか、せめてチェーンを用意しておかなければ、雪の中ではただの「重いクルマ」である。

 さてさて、それでは最後にハイラックスの〇と×を。

ハイラックスの、ここが( ・∀・)イイ!!

  • まさかの乗り心地:まさかの……と言ったら失礼だが、どうせトラックみたいなクルマだろ、と思って運転すると、大いに裏切られることになる。静かで、滑らかで、ユサユサ揺れない。まったくフツーの乗用車感覚で運転できてしまうのだ。
  • さすがの走破性:チリの鉱山でも使われているという走破性は折り紙付き。スキーの行き帰りなんて、ハイラックスにとっては近所を散歩する程度のことなのだ。
  • 維持費の安さ:1ナンバーの貨物自動車登録である為、重量税、自動車税が安い。

 もちろん

  • 車両総重量5000kg(3500kg)未満
  • 最大積載量3000kg(2000kg)未満
  • 乗車定員10人以下

 の三要素を満たすため、普通免許で運転できる(注:カッコ内は2017年3月12日より施行の改正道路交通法によるものです。改正後に免許を取得していると、こちらの数値が適用されます。どちらにしてもハイラックスならば大丈夫:高橋)。

ハイラックスのここはちょっとどうもなぁ……(´・ω・`)

  • 胴体長過ぎ:全長5335mmって、ベンツのSクラスロングより80mmも長いじゃないですか。車幅は許容範囲だけれども、長さがちょっと。都内で駐車場を探すのに往生します。
  • 高い高速料金:普通乗用車のおよそ2割増し。これはジワジワとお財布に響きます。
  • 内装の無駄なメッキ加工。日差しの方向によっては目を直撃します。高速道路で長い時間悩まされました。これは危ない。要改善。
この光る内装はいただけない。反射して危険である。
この光る内装はいただけない。反射して危険である。

 とまれ、長い空白期間が続き、かつて三菱自動車がトライトンで散々な目に遭ったピックアップ市場に敢えて挑戦するトヨタの蛮勇……じゃなくて侠気には拍手を送りたい。売れているみたいですしね。結構なことです。それではみなさままた来週!

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