:一番売った最盛期の1980年代でも、実はグローバルで18万台なんですよ。直近では16万台というのが続いていて、2014年には年間6万8000台に落ち込んだ時期もあるんです。

F:げげっ! 


 お分かりいただけるだろうか。2014年で比較してアルファの規模はトヨタのざっくり1%以下(!)である。そこに7000億円をぶっ込むというのは、相当の決断なのだ(2015年3月期の連結ベースのトヨタの世界販売台数は897万2千台)。

えっ、メルセデスの日本市場販売台数とほぼ同じ?!

:ちなみに、この数字(6万8000台)はメルセデスが昨年日本市場で売った台数とニアリーイコールです。

F:3年違うけど、グローバルのアルファと日本市場のメルセデスが同じ台数。ひょえー! ベンツ強し! それはあれですか、やはりアルファはアメリカで売っていないから台数が伸びないのですか。

:そうなんです。基本的に世界のメジャーマーケット4つの内の1つでしか商売をしてこなかったので。

F:中国はどうですか? 中国におけるアルファの認知度はどのような感じですか?

:ないです。プレゼンスはありませんね。ようやくこのジュリアを皮切りに導入しようという動きです。

F:製造面でも販売面でも勝負を懸けてきた、という感じですね。ジュリアはまさに戦略車種なんだ。このクルマの開発にあたっては、他のクルマと隔離して進められたと聞いています。そのあたりのことを可能な限り教えてください。

:スカンクのことですね。

F:スカンク? あのオナラの臭いスカンクですか?

:ええ、あのスカンクです。これはですね……。

 と、いいところで以下次号。来週もお楽しみに!