「3列目を普段使いするなら、絶対フリードです」

フリードの長所は、「ミニバンに軸足を置いた商品」だということです。

:まあね。自動車の販売ってそういうものですよ。こんなことはよくあることで。

F:それじゃ発売開始以来、台数でシエンタに勝ったことは……。

:残念ながらありません。

F:トヨタはこのクラスで、絶対に1位を譲らないつもりなんですね。

:どうでしょう。そういう意地が働いている部分は有るのかもしれませんけど。

F:ですがその販売台数の順位って、そんなに大事なものですか。蓮舫さんじゃないですが、1位じゃなきゃダメなんですか。1位のクルマのほうが、「みんなが買うなら俺も買ってみよう」というような勢いが付くものなのですか?

:どうですかね。まあ、昔ほどでは無いですが、今でもやはり、そういう“売れているクルマ”に流れるという人は結構いますよね。特にこの手のクルマの購入を検討される方は、わりとメーカー的なコダワリが無かったりするので。絶対ホンダじゃなきゃダメだ、という人は、ミニバンのお客さんには少ないというのが事実だと思います。

月末の僅か2日で500台の差をひっくり返すトヨタの販売網や恐るべし。
「営業のトヨタ」は今でも健在だったのだ。

F:当欄の読者の中でも、フリードとシエンタ、どちらにしようとお悩みの方が多いと思います。いま悩んでいる人に、「そんなあなた、悩んでないでフリードに決めなさいよ」と言える決め台詞は有りますか?選ぶ理由、端的に言ってシエンタと比較したフリードの長所はどこにあるのですか。

:フリードの長所は、「ミニバンに軸足を置いた商品」だということです。

F:ミニバンに軸足?シエンタだってミニバンじゃないですか。

:気付いていない方が多いと思いますが、シエンタというクルマは、いわゆるコンパクトカーが軸足だと思うんです。

F:フィットとかヴィッツとか、そういうクルマですか?

:そうですそうです。シエンタは、フィットとかヴィッツとか、そういうコンパクトカーに3列目をつけたという。そういう立ち位置のクルマだと私は思っています。

 ミニバンとしての使い勝手を求めているお客さんは、間違いなくフリードを選んでくださいと。そう申し上げたいです。例えば3列目から2列目への移動のしやすさとか、頻繁に3列目シートを使うというお客様にはぜひフリードをおすすめしたいです。