「開口部の四隅とサスペンションの取付部の強化がモロに効きます」

「セレナの上屋は完全な新設計。オールニューです」
「セレナの上屋は完全な新設計。オールニューです」

:開口部の補強はとても重要です。ですが、全ての開口部で片端から板厚を増して補強していったら、クルマ全体がどんどん重くなってしまう。だから絞り込んで要所のみ補強を加えてあげるんです。剛性は上がったけど一緒に車重も上がりましたー、じゃ困るので(笑)

F:確かに、重くなっては困りますね(笑)。その要所というのは、具体的にどの部分ですか。

:まずは四隅ですね。開口部の四隅。ここを強くするのがポイントです。あとはサスペンションの取付部。ここは剛性感覚にモロに効いて来ます。

F:今回のセレナは2010年以来のフルモデルチェンジと伺いましたが、何もかも刷新されているのですか?上も下もオールニューと言えるのですか?

:上屋は完全な新設計。オールニューです。フロアに関しては、使えるものはなるべく使うようにしています。

F:下屋……というのかな。下の方はどれくらいの割合ですか。

:下は6割ぐらいですかね。6割が共用、流用しています。つまり4割ぐらいが新しい。今回、基本のプラットフォームは多くの部分をやっぱり流用しているんです。その中で軽量化しなくてはいけないので、軽量化にかかわる部品は新しく起こし直しています。

F:なるほど。新しいセレナは下の部分の4割がニュー。それを共用しているクルマは他に何があるんですか。セレナとプラットフォーム共有のクルマは。

:いや、有りません。セレナはセレナだけです。

F:セレナだけ。いまはプラットフォームの数を絞り込んで、なるたけ多くの車種で使い回そうというのが世界的な潮流じゃないですか、フォルクスワーゲングループのMQBとか、トヨタのテンガとか。

ADフジノ:テンガは別の会社の別の製品です。変なふうに略さないで下さい。TNGAです。発言は正確に。

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