今回の選挙でも、ほんの3日前には現実に見えていた景色が、進行中の事態に上書きされて、意味を失い、あったことも、ありそうに思えたことも、言葉も、記憶も、約束も、希望も、すべてが不断に更新され、姿を変えながら、先に進んでいる。

 このどうにもあやふやな状況の中で、多少ともマトモな判断を下すためには、登場人物の言動をひとつひとつ時系列に沿って並べ直し、それぞれの言葉や出来事や約束や裏切りや変化を、いちいち関連付けて記録しておくしかない。
 そうでないと有効な判断はできない。

 前半12分に味方のシュートがクロスバーを叩いたことや、後半の22分に不当な判定により敵方にPKが与えられたことも、0-3のスコアでゲームが終わってみれば、敗北のスコア以外のほとんどすべては記憶に残らない。

 そしてそのスコアさえ、シーズンが終了して順位が確定してしまうとエクセルの一つのセルの中の数字以上のものではなくなる。

 最終的な着地点からだけでは、主人公の言動の一貫性を見ることができないし、裏切りを予測することもできない。

 ひとつ、些末だが具体的な話をしよう。
 希望の党が公認候補の入党希望者に署名を求めたといわれる「政策協定書(こちら)」の存在が明るみに出た(ツイッター上に流出した)10月2日の夜、私は、ツイッター上に、

«小池ショー
よくよく見れば
濃い化粧»

 というツイートを放流した(こちら)。

 案の定、
 「明らかな女性差別ですね」
 「ルッキズムです。削除してください」
 「ミソジニー野郎と見て良いわけだな」
 という感じの反応が押し寄せた。