EVの価値をどう訴えるか
EVメーカーの日産やテスラにとって、特にポイントになるのはZEV規制だろう。17年後半(18年モデル)からHVがZEVの対象から外され、EVと燃料電池車(FCV)だけが純粋なZEVとなる。ZEV規制とは大手自動車メーカーに対し、州内での販売台数の一定割合をZEVにするよう義務づけるもの。未達の場合は、罰金を支払うか、EVをもつ日産やテスラなどから「ZEV排出枠(クレジット)」を購入しなければならない。
つまり、EVの販売以外にもクレジットでの収益が見込めるのだ。
こうしたなか、日産は「EVの盟主」としての地位を維持していけるのか。具体的には、これからどんな商品戦略で臨んでいくのか。
少なくともモデル3の予約殺到は、エコカーとしてだけではないEVの価値を表した現象だろう。市街地での自動運転とも関係していくが、EVが新たなステージに入っていくのは間違いない。
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