「ニュースを嗅ぎつける猟犬たれ」。若い頃、社会部系のベテラン記者からよく言われました。ネットも携帯もない時代、頼りになるのは自分のカンと人的なネットワーク。優秀な猟犬にはなれませんでしたが、老犬となった今、経済ニュースをもう一掘りして地下に光を当てていきます。
シリーズ
永井隆のニュースもう一掘り

完結
4回
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たばこのパッケージ規制が飲料、食品に広がる?
たばこの箱のデザインを簡素に統一して、商標の代わりに健康被害を訴える写真や警告文を表示することを義務づける「プレーン・パッケージ(PP)」規制が、世界的な広がりを見せている。
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鈴木修会長CEOを辞す。スズキの向かう先は?
不正測定問題の責任を取り、スズキの鈴木修会長(86)はCEO(最高経営責任者)職を辞する。後任のCEOには、修会長の長男である鈴木俊宏社長が就く。だが、もちろん、これで修会長が経営の第一線から引退することはない。
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日産・三菱自連合はEV帝国を築けるか
「早かったので驚いた」――社名を「スバル」に変更する富士重工業の吉永泰之社長は、日産自動車と三菱自動車工業の資本提携についてこう話した。三菱自動車の燃費偽装が表面化したのは4月20日。それからわずか22日後である。
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テスラと日産、売れ行きの差に見るEV市場
テスラの「モデル3」の発売は2017年末だが、発表後1週間の予約は32万台を超えた。ちなみに、日産のEV「リーフ」の累計販売台数は、2010年12月から今年3月までの5年3カ月間で約21万1000台である。
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
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グルメサイトという幻
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
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ファストリ、異次元の経営
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回