同僚からの嫉妬に困っています

Q いつも楽しく読んでいます。私は女性で、技術職で、男性が多い職場で働いています。私の仕事はわりと順調で、年上の引き立ててくれる人や、後輩にも恵まれています。その反面、同僚から嫉妬を受けることがよくあります。同僚からの嫉妬が、業務妨害のような悪質なものにまで発展したこともありました。そのようなことをした相手に対し、最終的に私が優位になっても、私は警戒心を解くことができません。島地さんは、出版社にお勤めの際に、同僚からの嫉妬を経験されたかと思いますが、どのように対処しましたか。また、その相手にはどのような態度を取られましたか。ご教授いただければ幸いです。

(36歳・女性)

シマジ:そうか、相談者は同僚の嫉妬に直面しているのか。それは気の毒だな。毎度言っていることだが、嫉妬する人間よりもされる人間の方が百倍上等だ。子供の頃に俺は母親から「勝彦、嫉妬する人間でなく嫉妬される人間になりなさい」と言われて育った。この言葉は、会社員時代に男たちの陰湿な嫉妬の矢面に立たされた俺にとって、救いであり宝物だったと言えるね。

 嫉妬する奴というのは集団で嫉妬してくるんだ。能力のある人間を警戒し、うとましく感じる者というのは、不思議な嗅覚で同類を見つけ出し、つるむんだよ。そういう連中も酒場で愚痴を言い合うだけなら実害はないが、徒党を組んで行動を起こされると少々厄介でね。俺の場合は常に怪文書という形でしつこく攻撃された。

編集長になる直前、社長宛に怪文書が5通届いたんだ

ミツハシ:何しろ、シマジさんは高校生のときに、校長宛に怪文書が舞い込んだ(第111回参照)くらいですからね。

シマジ:たぶん、あれも同級生の仕業だな。バーで酒を愉しもうなんていう大人がわざわざ高校の校長宛に「お宅の学生らしき若者がバーに通っているぞ」なんて手紙を書いたりはしないからね。

ミツハシ:まあ、そうでしょうね。ところで、会社員時代、一番怪文書が出回ったのはどの時期なんですか。

シマジ:「週刊プレイボーイ」の編集長になる直前だ。俺の編集長就任が秒読みという段階になって、社長宛に怪文書が5通届いたんだ。内容は大同小異でね。俺がいかに派手にカネを使って遊んでいるかを書き連ね、シマジを編集長にすれば週プレは崩壊すると結んでいる告発文だった。それを手にして総務部長がやって来てね。こんなことが書かれているが、真実なのかと訊くわけだ。