破壊度測定器とは何か?
今回は、前回学んだ12の質問項目によって1次試験を通過したビジネスアイデアの中から、破壊的イノベーションの性質を持つアイデアを選抜する方法について学んでいきましょう。これまで見てきたように、ブレインストーミングで出されたアイデアをまずレジュメにまとめ、チェックリストよる1次審査をくぐり抜けたアイデアを、次に「破壊度測定器」にかけるのです。
今回はこの「破壊度測定器」の使い方について学びます。これは、それぞれのアイデアが「どの程度破壊的か」をおおまかな点数にして測るものです。
測定項目は9項目からなり、それぞれの項目は「まったく破壊的でない(0点)」、「ある程度破壊的である(5点)」、「最も破壊的である(10点)」の3段階で評価され、その合計点(90点満点)で、そのアイデアの破壊的イノベーション度合いがわかるのです。
以下、破壊度測定器のそれぞれの測定項目についてご説明します。1次審査で用いたチェック項目に類似したものもありますが、2次審査ではこれまでに増して、競合他社との関係や、チャネルとの関係のチェックに重点が置かれています。

[コメント投稿]記事対する自分の意見を書き込もう
記事の内容やRaiseの議論に対して、意見や見解をコメントとして書き込むことができます。記事の下部に表示されるコメント欄に書き込むとすぐに自分のコメントが表示されます。コメントに対して「返信」したり、「いいね」したりすることもできます。 詳細を読む