聞くことは話すことと同じくらい重要

⑤一度に一人が話す

 創造的プロセスにおいては、「聞くこと」は「話すこと」と同じくらい重要です。ですから、一人が話している間は、他のメンバーは聞き役に徹することが求められます。

 このルールを確実に実行する役割は、通常、ファシリテーター(進行役)に託されますが、参加メンバーも全員が、一つの議論に集中できるように協力すべきでしょう。もちろん、ルール違反をしたメンバーには軽い「罰」を与えることも重要です。

 そして、こうした「ブレインストーミング7つのルール」を、それを行う部屋の目立つところに貼っておくことも、ルールをメンバーに守らせる上で有益でしょう。

今回のまとめ

 今回の連載では、IDEO社による「ブレインストーミング7つのルール」のうち、特に重要な3つ──


①価値判断は後回しにする
②ワイルドなアイデアを奨励する
③他人のアイデアの尻馬に乗る

について詳しめにおさらいをするとともに、


④数を求める
⑤一度に一人が話す

という2つの新たなルールについて学びました。


 次回は、残る2つのルールについて学んで、ブレインストーミングのルール7つ全てをマスターするとともに、実際にブレインストーミングを行う上での注意点についても理解を深めます。お楽しみに!

お知らせ

 さて、お楽しみいただいている「イノベーションの兵法」も13回目となり、「破壊的イノベーターになるための7つのステップ」についても半分程まで学んで来ました。
 そこで、これまでの連載の内容をより深く知りたい方や、今後の連載内容をいち早く知りたい方向けに、テキストブックともなる書籍を出版させていただいております。

 『日本のイノベーションのジレンマ 破壊的イノベーターになるための7つのステップ』。翔泳社より発売中です。

 皆様、よろしければ是非、お近くの書店等で手に取ってみて下さい。