前回までのまとめ…「正しい」ブレインストーミングのルール

 前回の連載で、皆さんは「ブレインストーミング風の会議」を「究極のブレインストーミング」に昇華させるために、米国のIDEO社が提唱している7つのルールのうち3つをマスターしました。

それらは──。

①価値判断は後回しにする
②ワイルドなアイデアを奨励する
③他人のアイデアの尻馬に乗る

の3つでした。

 最初のルール「価値判断は後回しにする」のココロは、ブレインストーミングで出されたアイデアの価値について、その場では一切判断をしないということでした。

 とくに、ブレインストーミングにその分野の知識が豊富な年長のメンバーが参加している場合には、このルールが必ず守られるように心掛けねばなりません。

 なぜなら、出されたアイデアに対して、年長者がしたり顔で批判的なコメントをしたりすると、他のメンバーのアイデア創出のモチベーションに大きなブレーキを掛けてしまうからです。

 このルールを守らせるために、ファシリテーター(進行役)は、ルールを破った人に対してちょっとした「罰」を与えるべきでしょう。本コラム執筆のために参考とした書籍『BIODESIGN バイオデザイン日本語版(薬事日報社)』の中では、アメリカで書かれた本らしく「もう一度やってみろ! この『m&m's』チョコをぶつけるぞ!」と言って脅せと書いてあります。

 日本なら例えば「カッコ悪いかつらをかぶらせる」「輪ゴムをぶつける」「“しっぺ”をする」「ルール違反した人の手を軽く定規ではたく」などでしょうか?