欧州で電気自動車(EV)シフトが加速しています。独フォルクスワーゲン(VW)グループのアウディは22日、2026年以降に発売する新型車は全てEVにすると発表しました。ガソリンやディーゼルのエンジン開発も25年までに中止するといいます。
 その前日の21日には、スウェーデンの高級車大手ボルボ・カーが同国の電池スタートアップ、ノースボルトと共同出資会社を設立し、EV用電池の自社生産に乗り出すと発表。ボルボは30年までにEV専業メーカーになることを表明しています。
 こうした発表が相次ぐのは、EVの販売増加に勢いがあるからです。転換点になったのが2020年。欧州自動車工業会(ACEA)によると、欧州28カ国のEVの販売台数は前年に比べ約2倍の74万5684台、プラグインハイブリッド車(PHV)のそれは、前年に比べ3.1倍の61万9129台に急増しました。
 昨年が転換点になっていることは、データが物語っています。19年までは微増が続いており、EV普及で中国に後れを取っていましたが、20年に突如として成長したのです。国際エネルギー機関(IEA)は、欧州が世界最大の電動車市場になったと分析しています。
 欧州では21年に入ってもEVの販売増加が続いています。ACEAによると欧州28カ国の21年1~3月期のEV販売台数は前年同期比54.6%増の20万2400台、PHVは同2.5倍の約25万台でした。21年は20年と同じようなペースで増加することはなさそうですが、前年の販売台数を上回るのは確実な情勢です。 (続きは電子版記事「ノルウェーは75%が電動車 欧州のEV急増は一時的な現象か」をご覧ください)

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