【メルマガ独自解説】

 安倍晋三元首相の国葬が9月27日、滞りなく執り行われました。式典に出席する要人を守っていた警護員らはひとまず胸をなでおろしたことでしょう。警察としては安倍氏に続いて、再び要人に危害が加えられるなどということは、絶対に許されない状況でした。

 安倍氏が7月8日に銃撃を受けた時、警察の警護員らは後方から襲撃者が接近していることに気がつかず、国民から強い批判を受けました。

 日経ビジネス10月3日号の第2特集「検証、安倍氏のリスク管理 悲劇が起きる本質に迫る」では、そうした個別の警護態勢には着目していません。「木ではなく、森を見る」というスタンスで、非業の死を遂げた歴代首相7人の襲撃事件を歴史的視点から分析しています。吉良上野介が四十七士に殺害された江戸中期の「赤穂事件」も引き合いに出して、悲劇が繰り返される本質に迫ります。

(日経ビジネス記者 吉野次郎)