朱筆の添削で知られるZ会などを運営する増進会ホールディングス(静岡県三島市)。3月7日号の戦略フォーカス「添削一筋から多角化進めた「Z会」 子会社の自立路線を転換」では同社の最新の戦略を追いました。何十年も前になりますが、私自身、高校時代にZ会の通信教育を受講していました。戻ってくる答案には毎回、朱筆の添削がびっしり書かれており、いろいろなヒントをもらいました。数学では何日かかっても解けない難問もあり、悪戦苦闘した記憶があります。取材が大学受験のシーズンとほぼ重なったこともあり、当時のことを思い出しながらの取材となりました。
 同社の強みを支えるのがカリキュラムや教材制作にかかわる「指導部」です。今回の取材では社外から普段はほとんど入れないという指導部のフロアにも入り、何人もの担当者に話を聞きました。例えば、幼児向けの場合もキャラクター頼みにするのでなく、保護者が一緒に学ぶための冊子もつくって一緒に取り組むスタイルを取り入れるなど、非常に丁寧な取り組みが印象に残りました。
(日経ビジネス シニアエディター 中沢康彦)