【メルマガ独自解説】 2001年に、記者1年生で日経ビジネスに配属されました。大学で環境倫理学を専攻していたこともあり、編集部内の会議で、環境経営をテーマにした特集の提案を何度もしました。 しかし、「大事なテーマなのは分かるが、企業にとって『環境』対応はコストであって、もうからない。読者を引き付ける企画にするのが難しい」と、毎回ボツに……。私の企画案が拙かったこともありますが、事実、企業経営にとって「環境」「脱炭素」が中心課題だと考える人は、当時は極めて少数派でした。 それから20年、今では主要企業の多くの経営者やステークホルダー(利害関係者)が、「脱炭素というゲームチェンジに乗り遅れれば、成長も存続もままならない」という危機感を共有するようになり、誌面でも脱炭素が主要テーマの1つになりました。 しかしいまだに、会社の収益力を高め、変化への耐性を引き上げる、“もうかる”脱炭素経営の姿がはっきりと見えているわけではありません。そこで、2月28日号特集「脱炭素経営ランキング」では、専門家68人の協力を得て、新時代に勝ち残れる本気の脱炭素経営に挑んでいる企業を明らかにしました。これから伸びる企業はどこか、環境変化に負けない企業はどこか、ぜひご一読ください。 (日経ビジネス副編集長 吉岡 陽)
メールマガジン
プレミアムメール朝刊
脱炭素経営ランキング
あなたにオススメ
ビジネストレンド [PR]
-
PwCコンサルティング
「データの民主化」の先にある「データドリブン経営」
-
荏原製作所
激甚化する災害を防ぐ一方、世界の人に水を届ける
-
アクシスコンサルティング
企業の課題解決に貢献するコンサルタントの活躍を支援
-
アルプ
煩雑な契約・請求業務から解放、顧客の利用実態を可視化 サブスクの急成長支える、経営インフラとは?
-
東京海上ディーアール
東京海上グループが「町工場」を訪ねて回るわけ
-
Sansan
オムロン、味の素など4社のイノベーターが語る 製造業の新規事業創出の秘訣とは?
-
電通デジタル
三菱電機が、社会的不満の解決から新コンセプトを構築
-
LegalForce
民法だけじゃない、知っておくべき12の法改正 本年施行、影響と対策を「一気読み」
-
LegalForce
AI活用で有利な契約を迅速に 現場も知っておくべき損しない「売買契約」の要諦とは?
-
AGC
素材革命は続く、AGC